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こんにちは。ゆる丸です。
10月1日の初日、『市川團十郎 特別公演』 を観に博多座へ行ってきました~!

ゆる丸初!の團十郎さんでございました!
(ちなみに夜の部は当日券をねらってみましたが立見席しかなくて悩んだ末、座れないのはキツイよねぇ~~の気持ちに勝てず断念しました…)
昼の部は、通し狂言「三升先代萩」 (この演目もゆる丸初!でした)
こちらは仙台藩のお家騒動を題材にした「伽羅先代萩」に歌舞伎十八番「不破」の世界を取り入れた作品だそうです。
観劇して第一の感想は團十郎さん忙しい!!!大変!!!(笑)
ひとりで7役(!)早替わりで演じられて善人、悪人、女性など色~んな役をされるので團十郎さんファンの方は特に楽しめるんじゃないでしょうか。
↓ちなみに役名はこちら↓
- 仁木弾正
- 不破伴左衛門
- 足利頼兼
- 絹川谷蔵
- 乳人政岡
- 荒獅子男之助
- 細川勝元
多い~~!主要な人物ほぼおひとりでされてます!!
ゆる丸、政岡が團十郎さんだと気づかなかったです。
声はもちろん体型やお顔も違って見えたんですよね~
まぁ声色は変えるでしょうし、体型もお召し物とか姿勢?で違って見えるようにされてるのかなぁ~本当に別人でした!
歌舞伎にネタバレという概念があるのか分かりませんが…(新作はあるでしょうけど)
※ここから先、軽いネタバレありの感想になります。ちょっとでもネタバレされたくない方はご注意ください。
↓以下よりネタバレあり感想です。↓
このお話で強く印象に残っているのは御殿の場面ですね~
足利家の乗っ取りを企む仁木弾正一派の栄御前や弾正の妹・八汐から命を狙われる幼君・鶴千代。
その鶴千代を政岡と政岡の子・千松が守り抜きますが…
…最初は鶴千代と千松かわいい~~!って和んでたんですけどね~…
千松は鶴千代をかばい犠牲になってしまいます…
政岡は忠義の人。
いざという時は鶴千代を守るようにと千松に教育していたのでした。
ちゃんとその教えを守った千松。
まだ幼いのに偉いよ~~立派でした。
この最期の場面がけっこう悲惨で…
八汐が懐刀で千松をををををををを
そんな光景を目の当たりにしても気丈に振る舞う政岡。
本当に強いお人です。
その後ひとりになった時に、竹本の語りと三味線の音に乗せて心情を吐露するのですが、政岡の深い悲しみや千松に対しての想いが伝わってきて心が苦しくなりました…

その後、八汐を討ち
お話は次へと進んでいくのでした…
このお話でもうひとつ印象に残っているものはネズミです!
ただのネズミではなくその正体は弾正が妖術を使って化けた姿。
途中このネズミをひっ捕らえようとする人たちとで一悶着あるのですが…いや~ネズミも見得を切るのですね(笑)
↑の御殿の場のあとにこちらの場面でクスリとさせてくれるので重苦しい心が幾分か軽くなりました~。
團十郎さんがされた役で個人的にお気に入りなのは足利頼兼と細川勝元です!
序盤にでてくる足利家当主の頼兼はおっとり?していて何だか癒されました~
途中で頼兼を討とうとする悪人たちが刃向かってくるのですが、だんだん様子がおかしくなってきて?肩を揉んだり頼兼の椅子になったり(笑)
この人も妖術使い!?と思いましたが違うみたいですね…
この人が持っている何かしらがそうさせるのでしょうか…?
出番が序盤だけなのが惜しい人でした。
逆に細川勝元は終盤のほうにでてきます。
今でいう裁判官です。
品行方正な颯爽とした人で素敵でした~
この人が正しい判断をしてくれたおかげで弾正一派を裁くことができ、お家騒動は一件落着となります。よかったよかった!
これで千松も報われるというものです。
ちょっと話それますが最後のほうで團十郎さんが片足立ちをする場面があるのですが、全っっ然ブレてなかったんです!
6月の博多座大歌舞伎の時にも勘九郎さんを見て思いましたが、やはり歌舞伎の方は体幹がすごいのでしょうか。
それる繋がりでもうひとつ。
團十郎さん以外にも、大谷廣松さん、市川九團次さん、市川右團次さんも初めましてでした~
中村虎之介さんは今年と去年の6月大歌舞伎以来、3度目。
片岡市蔵さんは去年の6月以来、2度目でした。
まだまだ拝見できていない俳優さんが大勢いらっしゃるので、これから少しずつ増やしていきたいな~
歌舞伎熱が続けばですが(笑)
でも今の所まだまだ冷めそうにないので、その心配はしなくてよさそうです。
ということで拙い文章かつ長くなりましたが感想はざっとこんな感じです。
(ネタバレというほどでもなかったかな)
古典と新作の中間という位置づけの作品のようですが、難しい所もあるなぁと感じたのでイヤホンガイド借りていればもっと理解できたかな~と思います。
細かい所は分からなかったものの観劇できたのは本当に良かったです!

初の團十郎さん!
記念の作品になりました~
ところで皆さんは博多座へ行かれたことはあるでしょうか?
冒頭の写真のとおり高い建物の中に入ってて福岡市で開場して今年で26年。
地下鉄の駅直結で大変アクセスのよい劇場です。
上演される作品はさることながら博多座もとっても魅力的なんですよ~。
次の記事ではそんな博多座についてご紹介したいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
またどうぞお立ち寄りください~。
それでは。


