初めての南座で初めての顔見世

こんにちは。ゆる丸です。

昨年12月22日に京都・南座みなみざで歌舞伎を観てきました~~~!!
投稿が何故か今日になってしまいましたが…(大遅刻)

感想を自由にゆるる~っと書いてます。
ある演目の感想がとても長いです(笑)


南座の顔見世って?

祝!初めての南座~!!

自分のようにニュース等でこの画を見たことある方もいらっしゃるでしょうか。

ズラリと掲げられているのはまねき看板

太く丸みを帯びた勘亭流(かんていりゅう)という書体で役者さんの名前が書かれており、「隙間なく大入りになるように」との願いが込められています。

全部手書きだというのですから職人技に驚嘆します…!


さて南座の顔見世(※)興行ですが、京都の師走の風物詩となっています。

歌舞伎の興行でチケット料金が1番高いらしい本興行……高いだけあって通常より演目も多く出演する役者さんも豪華なんですって~!
期待値が爆上がりです!!

※顔見世(かおみせ)って?

江戸時代、各芝居小屋と歌舞伎役者は1年ごとに専属契約を結んでいました。
期間は11月~翌年10月までの1年間。
そのため、毎年11月は新しい役者の顔ぶれをお披露目する、「顔を見せる」興行を行っていました。
この興行のことを顔見世といいます。


明治時代以降はこの1年契約はなくなったそうですが、今回のように今でも顔見世という名称は使われています。

南座の他にも10月に御園座みそのざ(愛知)、11月に歌舞伎座(東京)でも顔見世興行が行われていますよ~


今年の顔見世

今年の南座の顔見世ですが…
チケット代1等席26,000円…!!!

去年は25,000円だったようですが襲名披露だからか?1,000円あがってます…
これを安いと言える財力が欲しい(願望)

ゆる丸
ゆる丸

でも八代目菊五郎さん、幸四郎さん、愛之助さん、勘九郎さん、七之助さんという超豪華な白浪五人男が見たかったんですよ…


2等席や3等席ももっっちろん考えましたが、せっかくなら!少しでも!!近くで見たい!!!と思いまして(1度しか行けなかったし…)

ここが投資時たいっ!!!と腹をくくりました(笑)

いや~結果、腹くくって良かったです。
最高の思い出になりました!!


演目

観に行ったのは夜の部!
上演されたのは こちら。

一、寿曽我対面
 (ことぶきそがのたいめん)

二、口上
 (こうじょう)

三、弁天娘女男白浪
 (べんてんむすめめおのしらなみ)

四、三人形
 (みつにんぎょう)

全部初めて観るものばかりでした~

弁天娘女男白浪だけは昨年テレビでやってたのを見て、「なんなんだこの美男子ーーー!!!」と弁天小僧のカッコよさ可愛さにやられまして!

テレビで見たのと同じく菊五郎さんが弁天小僧をされるということで心待ちにしていました~!


ちなみに昼の部の演目はこちら。

一、醍醐の花見
 (だいごのはなみ)

二、一條大蔵譚
 (いちじょうおおくらものがたり)

三、玉兎(たまうさぎ)
  鷺娘(さぎむすめ)

四、平家女護島
 (へいけにょごのしま)

こちらも全部まだ観たことないなぁ


そういえば一般発売初日の午前中に松竹のサイトでチケットを購入したんですが、その日の夜に少しの時間だけまたサイトを覗いてみたんですね。

そしたらなんと昼の部は全日完売してました!!!

色んな先行もあったでしょうけど、初日に1等席まで全部完売するなんて!?
とちょっと衝撃でした…!南座の顔見世だから??
怖いよ~~
でも夜の部はまだ余裕があったので、俳優さん目当てか演目??かな

なんにせよ一般で購入する時は初日に、なるべく早めにがよさそうです。
松竹のサイトでの購入は初めてでしたが勉強になりました。



感想

観劇した夜の部の感想を書いていきます!


まずは寿曽我対面

正直いいますと難しくてよく分かりませんでした!!(暴露)

事前にあらすじを読んでて良かった!
読んでコレですから!(笑)

まぁ言葉とかお話は難しかったですが、おめでたいことは十分伝わってきました。

衣裳にもおめでたい柄が使われていて全員素敵でしたが、特に遊女のお着物が本当に綺麗で華やかで煌びやかで…!!
金糸が使われているのか?もうキラッキラしてました~ずっと見ていられます。


曽我兄弟は兄・十郎は孝太郎さん、弟・五郎は愛之助さん。

初めて観ましたが対照的なんですね~この兄弟。

お兄さんは終始、落ち着いていて(そう見えるだけで内心は違うかもですが)穏やかで柔らかい印象。

弟は終始、怒ってる?ような。(足音もダンダン鳴らすし笑)
気が短くて荒っぽい、豪快な印象。


途中、兄弟へお酒がすすめられるんですが、お兄さんは丁寧に頂戴しますが弟は「仇の酒なんか飲めるかーーーっ!!!」
と言ったかは分かりませんが、盃をぶん投げ三方をぶっ壊します。

いや~豪快!!
(観劇中に、なんかミシミシ言ってる…?え三方ーーーっ!!小道具さん大変やん!とメタなことを思ったのは内緒です笑)


お話が進み、行方不明だった名刀・友切丸を持ってきたのは菊若丸こと、菊之助さん!

通常は兄弟の家来・鬼王新左衛門という男性ですが、今回はその一子という設定でした。

短い出番でしたが初めて菊之助さんを拝見することができて良かったです!!
立派にお役を勤められてました。


仇の工藤を演じたのは梅玉さん。
どっしりとしてて存在感がありました!

「今は討たれるわけにはいかない」みたいなことを兄弟に言いますが最後には再会を約束し、めでたしめでたし。
懐が深く潔い人物なんですね~


最後は登場人物がそれぞれ決まったポーズで静止し、舞台全体が1枚の絵のように美しく表現された絵面えめんの見得で幕切れ。
とっても綺麗でした~~!




口上も初めて生で拝見しましたが「テレビで見たことあるやつ!!」とひとりテンションあがっておりました(笑)

舞台の端から端までズララーッと役者さんがいらっしゃって圧巻でした!

個人的に仁左衛門さんも初めて拝見できて嬉しかったです!!
お上品で穏やかそうなお方ですね~
次は舞台を拝見できたらいいなぁ

孝太郎さんが龍角散ネタを入れてきたり、勘九郎さんと菊五郎さんがパパ友の仲だったりと所々で客席を沸かせてくれるところもあり(笑)

最後は主役の菊五郎さんと菊之助さんのご挨拶。

孝太郎さんが「菊五郎さんのお声が好き」とご挨拶でおっしゃってたんですが、わ~~か~~る~~~(笑)
いいお声ですよね~~~永遠に聞いてられる。
近くでずっと喋っててほしい!(笑)


菊之助さんは12歳とは思えないくらい堂々とご挨拶されてました!
先ほどの菊若丸といい本当に12歳??

何名かご挨拶で
「(立派すぎて)末恐ろしい」
とおっしゃってた理由が分かります(笑)

将来が楽しみですね~~




そして、ついにきました…
1番楽しみにしていた弁天娘女男白浪!!

配役はこうでした。

弁天小僧菊之助 菊五郎さん
 日本駄右衛門 幸四郎さん
   忠信利平 愛之助さん
   南郷力丸 勘九郎さん
  赤星十三郎 七之助さん

これはもう行くしかなかった~~~

テレビで見たものは力丸を松也さんがされてましたが、役者さんが変わると雰囲気も変わって面白いですね!
色んな方で見たくなっちゃいます~


幕が上がるとテレビで見たあの浜松屋の光景が…!
序盤に、番頭と美しいお嬢さんに化けた弁天小僧が
「お嬢様のご贔屓を当ててみせましょう」という会話がありますが、
「八代目尾上菊五郎でございましょう?」
「あのような役者はだ~いきらい」
のやりとりは笑っちゃいます(笑)


お話が進み、まんまと100両を手に入れ帰ろうとするところで、ふたりは自然と手をつなぎますが、仲のよさが見えて好きなんですよね~

兄弟同然に育ったので、小さい頃もこうやって家に帰ることがあったのかな~とか思ったり。
無意識だったのかな~


そして侍に正体を見破られ
「アニィ、もう化けちゃいられねぇ」
と響く野太い声。

可憐で美しく、鈴を転がすような声のお嬢さんはもういません。

白い肌に桜の彫物がのぞき、胡坐をかいて煙管を吸う。
雰囲気をガラリと変え女から男へ。

すっかり弁天に魅せられ目が離せません。


そしてやっぱり名乗りがカッコいいこと!!

「知らざあ言って聞かせやしょう」
この名台詞から始まる七五調が聴いてて心地いいんですよね~

この喋ってる時の煙管をく~るく~る回したりなんだり手振りも いちいちカッコよくて!
小道具を上手く使っています。

「弁天小僧菊之助たぁ俺がことだ」
バシーン!!と決まり、ここで片肌に見える桜の彫物、赤の襦袢、黒の振袖と色彩美も見事で…!

やっぱりカッコいい~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

これを観るために来たんだよ…
生で観られてもう~~~~~感激です…!!!


そして膏薬代として20両を受け取る、受け取らないのところでは、
力丸の最後のほうの台詞
「それ持って帰ったほうが」
を弁天も一緒に言ってて可愛かったです(笑)
(テレビで見たのだと力丸がこの台詞言ってる時も弁天はず~っと何か言ってました笑)

そして荷物まとめて引き上げるところで
「忘れ物はねぇかい?」
と聞く力丸…お兄ちゃんだなぁ~~~


浜松屋を後にした花道でのやりとりは微笑ましくて大好きです!!

ひとつにまとめた荷物を押し付け合い、按摩さんとすれ違うたび荷物持ちの番を変えよう、と決めますが力丸に上手く言いくるめられ結局最後まで荷物を持たせられる弁天…(笑)

最初、力丸が持ってたのに~~試しで荷物持っちゃうから~~!
可愛い弟分って感じで好きです!!


ふたりの後ろ姿を見送り、日本駄右衛門のしたり顔でこの場は幕引きとなります。



そして次は稲瀬川勢揃いの場!!
こちらも待ってました~~!!!


追手の会話の後、浅葱色の幕が切って落とされると、そこには桜が川沿いに咲き誇った景色が広がっています。

見入っていると
「江の~島の~」と唄が聞こえてきます。

これは弁天の唄ですが、白浪五人男それぞれに唄があるんですって!
(感激しててあまり聞き取れなかった…笑)


唄と共にひとりずつ登場し花道に並び立ちます。

はあぁぁぁあああああああああぁぁぁあああああああああああカッコ良

これを観るために来たんだよ…(2回目)
絵になる~~~~~部屋に飾りたい~~~~~

お揃いの紫の小袖がいいですね~
それぞれに因んだ柄が入っており、鮮やかでとっても素敵です。

そしてこの「志ら浪」と書かれた番傘!
白浪五人男といえば!ですね。
ほんと絵になるな~~~誰が考えたんです??天才。


さぁこの後、舞台へ移動し最後の見せ場、ひとりひとり名乗りを上げます。

こ れ は や ば い

やばい。(やばい)
これを観るために来たんだよ…(3回目)
なにかで読みましたが、本当に動く錦絵でした。
どこを切り取っても絵になる。

みんなカッコよすぎる!!!!!
本当に豪華で豪勢で贅沢なや~~~~~もう夢のようなひと時でした本当に。


これ比喩ではなく弁天小僧キラキラ輝いてました!!
(もろ比喩じゃない?笑)
菊五郎さんが自然発光してた…!?

…と思わせるくらい本当にキラキラして見えたんですよね~
推しフィルターかけちゃってたかなぁ
いやキラキラしてた!!(笑)

こりゃとんでもないものを観てしまった…
一生忘れません。




最後の三人形は中村隼人さん、中村壱太郎さん、坂東巳之助さんがご出演。

美男美女と奴!
美男(隼人さん)が奴(巳之助さん)をお供に美女の遊女(壱太郎さん)に会いに遊郭へ。

舞踊劇って難しい~~~
「綺麗だった」「すごかった」しか言えません(笑)

これは○○○を表現しているのね、ここは△△△の心情で~とか読み取れたらより面白いんでしょうけどね~


でも分からないなりに同世代のお三方の踊りを堪能できて良かったです!
眼福でした~~


初めての南座の顔見世で、チケットの高さに慄きましたが(笑)
本当に観に行ってよかった!!!
今まで買ったことなかった番付も買っちゃいました!

思い出の一冊になりそうです。



ちょっと熱量の差がすごくなりましたが(笑)
最後までご覧いただき、ありがとうございます!
またどうぞお寄りください~
それでは。


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